2013年10月25日金曜日

お金の教育が日本ではなぜされないのか

新聞等を読むとよく見かけるようになったワードとして「NISA」があります。
日本版ISAのNISAですが、これは”20歳以上の個人が金融機関に少額投資非課税口座を開設することにより、一人年間100万円の元本までのその口座での上場株式・投資信託等の取引による利益や配当金に5年間税金がかからなくなる制度” です。(※)

このNISAには、「国民の資産形成の意識を変えさせる」、「貯蓄から投資への流れを作り、成長資金の供給拡大をはかる」という2つの意義があります。

NISAによって、非課税という意味では投資しやすくなった環境が整備されたといえます。しかし、現在大学生の私にとって、投資というのはとても縁遠い存在です。

もちろん収入が少ないというのもありますが、少ないのは何より知識です。新聞記事等では「もっと小さいうちから、学校教育で投資やマネーについて勉強させるべきだ」という論調が繰り広げられていました。

最近以下の本を読みました。


アメリカでは学校教育で投資やお金の教育がカリキュラムに組み込まれているらしいです。この本は確かに中学生が読んでもわかるような具体例を交えて書かれていましたし、何より損をしないためにこの手の知識は絶対重要だと思わされました。

日本では、お金の教育について学校も、両親もあまり熱心でないのではないか、と私は個人的に思います。私の家でもそうでしたが、マンガやアニメ等々でもお年玉は問答無用で親が預かる、などというエピソードはよく聞きます。さらになんとなく、卑しいイメージというのも、お金に存在するのが現実です。

投資は、自分のために自分の責任でやるのならばとても健全なことだと私は思います。
生きていく上でお金は欠かせませんし、できればお金に苦労することなく暮らしたいのは当たり前に皆が思うことです。しかし、湯水のごとくお金が湧いてくる人は別にして、殆どの人は収入が限られている。その限られた収入で人生を豊かに暮らすためのお金の授業は、絶対やるべきだと私も思います。

貯蓄から投資への流れを加速化させるには、未来の投資家を育成するための教育こそ一番の近道なのではないでしょうか。

(※)引用:価格com NISA(ニーサ)/日本版ISA /少額投資非課税制度 口座比較

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